ゴム印

解像度について

解像度とは、画像のきめ細かさのことです。

解像度は「dpi」「ppi」という単位で表されます。これは画像が1インチ四方あたり、いくつの点で構成されているかという事を意味します。

パソコンでは、文字や絵を点で表現します。右の図のように、小さい四角い点で文字を表現しているイメージです。

dpi

右の図では、縦20×横20=合計400個の四角い点で「あ」という文字が表現されています。仮に、この画像の大きさが1インチだった場合は、一辺が20個なので「20dpi」となります。

dpiの値が上がればきめ細かくなり画像は綺麗になります。これが解像度です。 通常、パソコンの画面表示用には72dpi、印刷用には300dpi以上が必要です。

解像度の比較

上図は画像を「600dpi」「300dpi」「150dpi」で表現した物です。600dpiの画像は、点の粒が細かくて沢山あるので、滑らかな曲線が表現できています。150dpiの画像は、粒が粗いのでガタガタした文字になっています。

  • 上の図はあくまでも比較画像であって、実際のサイズではありません。
スキャナーの設定
イラストゴム印の版下を作る場合は600dpiに設定してください。

手書きの物をスキャナで読み込む場合、注意点は下記の3つです。

  • カラーモード:「モノクロ(白黒)」
  • 解像度:「600dpi」
  • 保存形式:「TIFF、またはBMP」

スキャナーの使い方

詳しくは、各メーカーの設定を参考にして下さい。
パソコンソフトの設定

パソコンで絵を描く場合、大きく分けて「ペイント系」と「ドロー系」の2種類があります。

イラストゴム印の版下をパソコンで作る場合は、 一番最初にキャンバスの設定を600dpi に設定してから作る必要があります。但し、一部のソフトには解像度の設定がないものもあります。

ペイント系(解像度設定あり)

ペイント系は解像度の設定がありますが、ドロー系は数値計算で描写するので解像度がありません。 また、ペイント系でもフリーソフトなど一部のものは解像度の設定がないものがあります。

ドロー系(解像度設定なし)

解像度の設定が無いソフトの場合、画像の幅と高さのピクセル数で設定して下さい。下の表はセンチを600dpi相当のピクセル数に換算した数値です。 表を参考に画像の幅と高さを設定して下さい。

1cm 236px
2cm 472px
3cm 709px
4cm 954px
5cm 1181px
6cm 1417px
7cm 1654px
8cm 1890px
9cm 2126px
10cm 2362px

【例】横3cm×縦3cmで600dpiのサイズを作る場合キャンバスのサイズは幅:709ピクセル / 高さ:709ピクセル …にします。一般的にいうと、 <長さcm>÷<2.54>×<解像度> で値がでます。(上記はセンチでの計算です。ミリで求める場合は25.4で計算してください)

スキャナーの使い方

詳しくは、各メーカーの設定を参考にして下さい。
やっぱりよく分からない…という方へ難しい事は苦手!という方は、最終手段です。上記の事は全て忘れてこのように作って下さい↓とりあえず、作りたいサイズの5倍の大きさで作って下さい!大きめの画像を作っておいて、縮小印刷する事で画像の密度を上げます。これなら解像度を気にせずに、キレイなハンコを作ることができます。画像の縮小は当店で行いますのでご安心を。ご希望のハンコサイズを書いて、メールにてお送り下さい。不安な方は、一度メールでご相談下さい。