書体説明

丈夫な順に「象牙」「白水牛」「黒水牛」「柘」となります。それぞれ材質に大きな違いがあります。
材質について、これらの長所と短所をご説明します。



象牙   象牙【ぞうげ】

象牙は、象の牙ですから、人間の部位に例えると「歯」に当たります。印材としては最高の材料で朱肉の乗りも良く、綺麗な印影がえられます。とても硬く印材としては一生どころか先祖代々使える程です。これといって短所は見当たりません。一生物に相応しい印材と言えるでしょう。

「政府認定シール」
種の保存法に基づき、正規ルートで輸入した象牙には政府発行のシールが付属します。当店で取扱っている象牙は全て政府に申請しており、この「政府認定シール」が付きます。



白水牛   白水牛【しろすいぎゅう】

白水牛は飴色の美しい印材で、象牙にはない気品があります。
水牛材は、牛の角ですが、人間の部位に例えると「頭髪」に当たります。髪の毛が固まって硬質化したものと考えると分かりやすいですね。
長所としては、油に非常に強く、朱肉による侵食がない事です。
短所は毛質のため毛糸を食べる虫(よくタンスの中にいる虫)がこの水牛材をかじりる事があります。しかし、きちんと印鑑ケースに入れて おけばまず問題ありません。

その美しさもさる事ながら、黒水牛と比較すると耐久性でも優れた印材です。
使用頻度によりますが、永年使っていると磨耗の仕方に差が出ます。印材の価値でも白水牛の方が高級と言えます。



黒水牛   黒水牛【くろすいぎゅう】

漆黒の美しい印材。
水牛材は、牛の角ですが、人間の部位に例えると「頭髪」に当たります。髪の毛が固まって硬質化したものと考えると分かりやすいですね。
長所としては、油に非常に強く、朱肉による侵食がない事です。
短所は毛質のため毛糸を食べる虫(よくタンスの中にいる虫)がこの水牛材をかじりる事があります。しかし、きちんと印鑑ケースに入れて おけばまず問題ありません。
耐久性で白水牛より少し劣るものの実用には十分な強度があり、古い印を再彫刻して使う事もできます。
一生を通して使える割には価格も手頃で、コストパフォーマンスの高い印材と言えるでしょう。



柘植   柘【つげ】

適度な硬度と粘りがあり、木目も非常に緻密な木材です。
以上のような理由から、細かい細工に最適で古くから印材や美術彫刻の材料として使われています。
ただ、木は朱肉の油に弱く永年使っていると、ふちなどの細い部分がもろくなって来ます。
よく三文判の縁がポロポロと欠けてくるのはそのためです。
とは言っても、丁寧に使えば何十年かはもちます。



*印材選びのアドバイス
つげでも十分印鑑としての機能は果たしますが、永く使う事を考えると、耐久性の高い黒水牛以上の材料がお勧めです。また、黒水牛以上の材料は彫り直しができるので、「おじいさんの形見の印鑑を彫り直して使う」という様な事もできます。
特に実印は自分自身を証明する上で、一生つき合ってゆくアイテムです。材料の善し悪しにかかわらず納得のいく物をお選び下さい。