ゴム印をキレイに捺す為のコツ(+メンテナンス)

このページでは、ゴム印をキレイに捺すためのコツと、メンテナンス方法をご紹介しています。

Point1
ゴム印のメンテナンス

余分なインキを落とす

使用後は余分なインキを落とす

ゴム印の使用後は不要な紙にインキが薄くなるまで捨て印をしておく事で、余分なインキを落とし、ホコリの付着も防げます。
ホコリやゴミを取る

ゴム印面のホコリやゴミを取る

ホコリがついてきたら柔らかい歯ブラシなどで落とします。固く絞った濡れ布巾で優しく拭いてもOK。
クリーナーで掃除する

ひどい汚れはクリーナーで掃除する

汚れがひどい場合は専用のクリーナーで落としてください。(シミ抜き用のベンジンやアルコールでも代用可能)

別の色のインキを使う場合にも、クリーナーの使用をお勧めします。

  • ティッシュペーパーや、タオル等の毛羽だった布は避けて下さい。
  • 濡れ布巾やクリーナーで拭いた後は、多少ベタつきますが時間がたてば無くなります。
  • 強く擦るとちぎれる事がありますので、ゴムが破損しないようご注意下さい。
ゴミトール

Shachihata ゴミトール

629〜1,100

印鑑やゴム印の印判についた紙粉やホコリ・朱肉を印面を傷めずキレイに取り除けます。

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スタンプクリーナー

ツキネコ スタンプクリーナー

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ゴム印用のクリーナーです。ゴム印の使用後はクリーナーでのお手入れをお勧めします。

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ステイズオンクリーナー

ステイズオン専用クリーナー

623

ステイズオン専用のクリーナーです。ゴム印の使用後はクリーナーでお手入れしておくことをお勧めします。

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Point2
インクをつける時のコツ

軽くポンポンと押す

インキの付け過ぎに注意

インキの量は最小限がベスト。印面にうすく均一につくように心がけます。数回に分けてスタンプ台をポンポンと軽く叩くようにしましょう。※
ギュ〜っと押さない

ギュ〜っと押さない

一回で付けようとしてスタンプ台にギュ〜っと押しつけると、インキがつき過ぎてキレイに捺せません。
強く押しつけすぎ!

強く押し付けすぎない

ゴムの底部にインキが付いてしまうのは、強く押しつけ過ぎです。
  • バーサクラフト」のような製品は、インキパッドを持って印面にインクをつけていきます。
印面不良(印面に凹み・傷がある)
印面の凹みや傷は直せませんので作り直しとなります。当店で作った場合初期不良であればお申し出ください。
印面にゴミが付いている
ゴム印は使っていると印面に細かい埃などが付いて汚れてきます。ほんの小さなゴミでもその周辺はインキが付かずキレイに捺せません。スタンプクリーナーなどで印面を綺麗にしましょう。
ゴム印を捺す場所が平ではない
そもそも捺す場所が平では無いとうまく付きませんので平らな机の上で押しましょう。捺す対象物に凹凸があってもキレイには押せません。紙コップなどアールの付いた面への捺印はお客様による工夫が必要となりますので当店のサポート対象外となります。
ゴム印が特別に大きかったり、黒塗り部分が大きい
大きなゴム印の場合、ハンコの中心部分のインキの付きが悪くなる傾向にありますので、少しクッション性のある物を下敷きにしてその上で捺してください。捺印マットがベストですが、無ければ新聞紙を厚めに敷くだけでも効果があります。黒塗りが多い場合も下敷きを入れるとこである程度は解消しますが、大きな黒塗りは印刷したように完璧に捺印するのはほぼ不可能ですのでご了承ください。

Point3
ゴム印を捺す時のコツ

1cm程度の小さい物は、チョンっと軽く紙に触る程度でOK。

1cm程度の小さい物

1cm程度の小さい物は、チョンっと軽く紙に触る程度でOK。
6cm位の大きさなら、真っ直ぐ下にグッと1回捺せばつきます。

6cm〜10cm以上の物

6cm位の大きさなら、真っ直ぐ下にグッと1回捺せばつきます。 10cm以上の大きい物は、取っ手の無い部分にも手を添えて捺します。
捺印時にグリグリと押し付けず、力をかけすぎない。

ぎゅうぎゅう押しつけない

捺印時にグリグリと押し付けないようにしましょう。力をかけすぎるとゴムが潰れてキレイに押せません。紙に押した時に余計な所を汚してしまい、印字結果も滲んで不鮮明に。ゴムの痛みも早くなります。
インキを付けるのを1度で済ませようとして印面を強くパッドに押しつけてはいませんか?スタンプ台を使うときに印面の底にまでインキが付いてしまうと捺した時に汚れの原因になります。また、インキが付き過ぎると太くなったり滲んだりします
インキを付けるときは、ポンポンと軽い力で4〜5回かけて薄くまんべんなく付けるようにしましょう。大きなゴム印の場合は、印面の端から少しずつずらしてインキを付けていくと良いです。小さなインキパットの場合はゴム印を置いてインキパッドの方を印面にポンポンと付けます。
ゴム印を強く押しすぎていませんか。過度な力を加えると印面が潰れ、底まで紙に当たって印影が太くなったり、ブレたり、滲んだようになってしまいます。印面をこねるようにグリグリ押すのも同様に不鮮明な印影の原因です。
美しい印影を得るには、力加減を変えて何度か試し押しを行い、ちょうど良い加減を見つけることが大切です。強く押してもインキの付きが良くなるわけではありません。ゴム印の大きさによって必要な力は異なりますので、繰り返し試しながら最適な押し方を探してください。
適度なインキの量と適切な力加減で捺せば、印刷したように捺すこともできます。また、スタンプ台の質や、捺す相手の紙質にも捺印結果は左右されます。難しいかもしれませんが、ハンコは手で押すのが味であり楽しみの一つなので、研究しながら楽しく使って下さい。